NPBユニ2016!〜マジェスティックの野望〜
今日のお話。
今年のプロ野球のユニフォームを語る上で外せないのが、マジェスティック社の存在である。
特にゼットと言えばスワローズ。って言うくらい代名詞だった。
(恐らく古田選手のせいである。)
それでは3球団のユニフォームについて見てみよう。
東京ヤクルトスワローズ
スワローズはフルモデルチェンジ。なんとなくMLBっぽさも感じる。
左からビジター、ホーム、サード(ファンクラブユニフォーム)となる。
全面プリント加工。(スワローズは2013年頃よりプリント加工になっている)
クラシックスタイルへの原点回帰というか、赤ピンストライプに何も加えず、シンプルにロゴを配置したのは個人的には好印象。スッキリした。
そもそも個人的にはストライプに何か加えるというスタイルが好きじゃなかった。ベイスターズのような脇元の切り替えはいいにしても、以前のタイガースのような肩ラインは邪道だと思っていた。まあ、これは個人的な趣向なので・・・。
今回も赤ストライプ・トリコロールカラーを基本的には踏襲。
袖や襟元にトリコロール3色のリブがあるのが結構オシャレ。
ビジターの色使いがグリーンなのは驚いた。今までのスワローズには絶対無い配色である。
デザイナーは昨年ファンクラブユニフォームをデザインした、大岩 Larry 正志さんだ。
大岩 Larry 正志さんといえば、2009年鷹の祭典、2013年の東北グリーンユニのデザインが有名だ。
どことなく東北グリーンユニと路線は似ている。(サードユニのフォント等)
埼玉西武ライオンズ
基本デザインは変わっていないが、背番号・背ネームのフォントが変わった。
実は一重チドリ刺繍だったのが、シルバーの二重縁取り刺繍になってて質感がかなりいい感じになっているのだ!!
昼間のキャンプ映像とか見ると、背番号がキラキラしている事が分かる。
前面の「Lions」は一重刺繍のまま。どうせならそっちも変えればよかったのに。
ライオンズはなんか、変わってないようでなんか変わっている違和感がある。
恐らく「Lions」のロゴが若干大きくなっているのだと思う。なんか違和感。
福岡ソフトバンクホークス
全くもって変化なし。以上!!!
ぶっちゃけホークスなんて全面プリントなんだからマジェスティックよりミズノの得意分野のはずだ。(刺繍に戻るかと思ったが、今更戻るつもりはなさそうだ)
なぜマジェスティックを採用するのか?
某実況J板とかを見たりすると「マジェスティックの何がええんや」っていう書き込みが多々見られる。
正直言ってユニフォームの質は日本メーカーも全く負けてないし、全面プリント・軽量化とかは日本メーカーの方が得意だと思う。
じゃあ何で採用するのか。ここから先は僕の完全な推測だ。根拠はない。
ユニフォームにばかり目が行きがちだが、マジェスティックはそれだけじゃない。
マジェスティックの真骨頂は「ユニフォーム以外のウェアがめちゃくちゃカッコイイ」という点だ。
実はMLB全球団にマジェスティック社デザインのチームパーカーというのがあり、春秋など選手がベンチで着ている姿があるのだ。
マジェスティック日本上陸に伴い、イーグルス、去年からホークスもマジェスティックからチームパーカーが供給されている。言われてみればキャンプでよく見るでしょ?
僕はホークスしか見ていないが、今年からグラウンドコートや選手フリース、Vジャン等もマジェスティックに統一されており(去年まではミズノ・デサントだった。)、どれもデザインが良い。シーズンが始まれば、これらもレプリカグッズとして販売されると思う。
選手が着るスポーツウェアの他にも、ファン向けのグッズも多く手掛ける。
ユニフォームだけではなく、それ以外のグッズ収入が見込める。
これがマジェスティックを採用するメリットだと思う。・・・と僕は考えているのだが、いかがだろうか。